夫婦が共有名義で不動産を所有することのメリットとデメリットについてお話ししましょう。
まずはメリットから。
共有名義で不動産を所有する利点の1つは、住宅ローン控除を夫婦それぞれが受けられることです。
共有名義で不動産を登記すると、それぞれの収入に基づいて住宅ローン控除を受けることができます。
住宅ローン控除は、住宅ローンの残高の0.7％が所得税と住民税から差し引かれる制度です。
新築住宅の場合は通常13年間、中古住宅は10年間適用されます。
夫婦が共働きの場合、共有名義で登記すると、単独名義よりも税金の節約ができる可能性があります。
もう1つのメリットは、共有名義での所有権が登記上の持ち分として分割されるため、将来的な売却や相続時に権利が明確になることです。
参考ページ：共有 名義でローン は 夫 のみで離婚 財産 分 与 家 共同 名義の場合のメリット・デメリット
一方、共有名義で不動産を所有する場合のデメリットとしては、配偶者が亡くなった際の遺産分割手続きが複雑になる可能性が挙げられます。
共有名義だと、所有権が単純に分割されるわけではなく、遺産分割の際に持分を考慮する必要があります。
以上が、夫婦で共有名義で不動産を所有する際のメリットとデメリットについての説明でした。
